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授業の強い味方。文法用語マグネットの作り方【簡単&便利】

文法用語マグネット
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今回は、英語を教えるときに重宝する「文法用語マグネット」の作り方をご紹介します。

文法用語マグネット

見た目はなんとも地味ですが、授業をサポートしてくれる頼もしい味方です。これを使えば授業をスムーズに進めやすくなりますよ。

お子さんの勉強を見ている保護者や、家庭教師・塾講師の方におすすめです。

簡単に作れるので、ぜひ授業で活用してみてください。

見た目は地味だが、ここがスゴい

私が文法用語マグネットを使ってみて「これはいいぞ」と思った点を4つご紹介します。

時間を節約できる

文法用語をいちいち書かずにすむので、時間を節約できます。そして時間に余裕ができると、気持ちにも余裕が出てきます。

「時間がないから急いで書かなきゃ」とあせるあまり、文字がグチャグチャになって判読不能……という事態も防げますよ。

子どもの集中力が途切れにくい

板書に時間がかかりません。そのため、「書くのを待つ間に子どもの集中力が途切れる」……ということを防げます。

たとえば「動詞〈be動詞、一般動詞〉」などと書く間に、子どもは時計をチラチラ見たり、ペンケースをいじったりするかもしれません。「勉強するモード」がいったん途切れてしまうのです。

でもマグネットをパパッと貼れば、子どもの集中力が途切れる間もなく、授業を続けられます

マグネットの良い点1

視覚にアピールするのが簡単

文法は言葉だけで説明するより、視覚にもアピールしたほうがグンと理解しやすくなります。マグネットを使えば、簡単に視覚にアピールできますよ。

〈例〉
「受け身は、過去分詞だけでは作れないよ。必ず〈be動詞+過去分詞〉というカタマリを使おう」

……と言葉で説明しながら、マグネットを3枚サッと貼ると……、

マグネットの良い点2

簡単に視覚にアピールでき、要点もパッとわかります。

印象に残りやすい

たとえホワイトボードにあれこれ書いてあっても、マグネットは目立つので印象に残りやすいです。

マグネットは薄いとは言え、周辺より少し盛り上がっていて、質感も異なっています。そのため目に留まりやすく、印象に残りやすいのです。

タブレットなどにはない、アナログの強みですね。

マグネットの良い点3

用語をあえてマグネットにしてあることで、「この文法用語は大事なんだ」ということが子どもに伝わりやすくなります。

また、文法用語を目にする回数も増えるので、知らず知らずのうちに用語を覚えられます

作り方

文法用語マグネットの作り方は簡単。基本的には「マグネットシートをお好みの大きさに切って用語を書く」だけです。

材料は100円ショップでそろいます(のちほどくわしく説明しますね)。ひとまず作り方を見ていきましょう。

お手軽な方法

マグネットシートをお好みのサイズに切り、油性ペンで用語を書きます。

文法用語マグネットの作り方

見た目に統一感を出すなら……

紙やシール用紙に用語を印刷し、マグネットシートに貼ります。

もしお持ちであれば、ラベルプリンター(「テプラ」など)を使うのも便利ですね。

油性ペンで書くより少し手間がかかりますが、見た目に統一感を出したい方におすすめです。

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コストを抑えたいなら……

脚付きの大きなホワイトボードを使う場合、マグネットも大きくする必要があります。でもその分、マグネットシートが何枚も必要になりますよね。

そこで、コストを抑えるために「段ボールマグネット」を作るという手もあります。

【1】紙に文法用語を書く(または印刷する)。

マグネットの作り方

【2】お好みのサイズに切った段ボールに、用語の紙を貼る。

マグネットの作り方

【3】段ボールの裏面に磁石を貼る。

マグネットの作り方

私は大きなホワイトボードを使って英語を教えていたとき、この「段ボールマグネット」を使っていました。

段ボールマグネットは厚みがあるので、ホワイトボードから外すのが簡単です。薄いマグネットと違い、爪に引っかける必要がなくサッと外せますよ。

また、マグネットシートとは違いグニャッとたわまないので、扱いがラクです。大きなサイズでも片手で扱えます。

材料

特に説明が必要な材料を見ていきましょう。

  • ホワイトボード
  • マグネットシート(マグネットラベル)
  • シール用紙(ラベルシール)

ホワイトボード

表面にマグネットがくっつくタイプを選びます。マグネットがくっつかないタイプ(文字を書くだけのもの)もあるので注意してくださいね。

卓上用のホワイトボードの場合、授業で使いやすいのはB4~A3サイズくらいです。

B4サイズ(25.7×36.4cm)
大学ノートの見開きの大きさ

A3サイズ(29.7×42cm)
標準コピー用紙(A4)の2倍の大きさ

これよりも小さなサイズだと、ちょっと使いづらいという印象です。文法の説明に使うと、ホワイトボードがすぐに文字でいっぱいになってしまうのです。

ホワイトボードは100円ショップにもあります(110円~1100円ほど。値段はサイズによって異なります)。

もし卓上にスペースがあれば、下のような自立式(スタンド付き)のタイプも便利です。授業の間、ホワイトボードを立てておくことができます。

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マグネットシート(マグネットラベル・マグネットプレート)

表に文字を書くことができ、裏はマグネットになっています。1枚のシート状になったもの(好きなサイズに切って使う)や、あらかじめ小さなラベル状にカットされているものがあります。

表面の色は白・黄・赤・青などです。赤や青にペン(黒)で文字を書くと、ちょっと読みづらいかもしれません。

マグネットシート(マグネットラベル・マグネットプレート)は100円ショップにもありますが、安価な分、磁力は弱めです。

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シール用紙(ラベルシール)

裏面に粘着剤がついている用紙です。

用紙によって、対応可能なプリンタの種類(インクジェット、レーザー、コピー機)が異なります。すべてに対応している用紙もあります。購入する前に確認してくださいね。

シール用紙(ラベルシール)は100円ショップにもあります。

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オススメの用語

「この用語のマグネットがあると便利」と私が思ったものをご紹介します。

●主語、動詞、一般動詞、be動詞、助動詞

●原形、現在形、過去形、過去分詞

●単数、複数

●進行形、現在完了形、受け身、~ing

マグネットはたくさんあったほうが便利なような気がしますが、多ければいいというわけではありません

というのも、ホワイトボードがマグネットだらけになると、どれが重要な言葉なのかが見えづらくなるからです。

ですので、「子どもにぜひ覚えてほしい用語」を厳選してマグネットを作ってみてください。

まとめ

文法用語マグネットを使えば、授業をスムーズに進めやすくなります。

〈ここがスゴい〉

  • 時間を節約できる
  • 子どもの集中力が途切れにくい
  • 視覚にアピールするのが簡単
  • 印象に残りやすい

簡単に作れるので、ぜひ活用してみてください。